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2007年01月20日

今読んでる本:脱常識の家族づくり

今読んでる本からの抜粋です。

子供は大人に食べさせてもらってる。親の言うことを聞いて、いい子をやってる。
わがままを言ったり、自分に従わせようとして「子ども」のようにふるまうのは、実は大人のほうなのです。
男の人は、結婚してはじめて、自分の言うことを聞いてくれる人に出会うのです。妻に対して、「子ども」になるー夫婦関係が母子みたいになってしまう。
女のほうは、「やっかいな亭主だなあ。まるで子どもみたい」と思っている。
じゃあ女の人はいつ「子どもになれる」のか。出産によって、はじめて自分を必要としてくれて、自分の言うことを聞いてくれて、自分のことをわかってくれる存在に会うわけですから、そのときはじめて「子ども」になれるんです。自分の子どもに対して母親のほうが「子ども」になる。つまり、自分の生んだ存在に対して、母は好き放題ができる。
子どもを産んで母親になった人は、はじめて「おかあさんがいないと生きていけないわ」という人ができ、自分のことをわかろうとしてくれ、自分の愚痴も聞いてくれ、という存在を手に入れるわけです。
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posted by ふぉっくしゅ at 08:58 | Comment(0) | TrackBack(0) |
2007年01月14日

ボクの依存症(アディクション)の病巣・その2【自己言及】

アダルト・チルドレン(以後AC)という視点を追うにつれ、その着地点はどこにあるのだろうかと、本を読みあさったりしている。
ACとは、いい親を演じる夫婦の脇役を演じさせられて、親を支えてきたため、鬱や引きこもりという「自衛能力」を身につけて大人になった人たちが含まれるようである。
治療対象とされてた彼らが、その能力を身につけた理由を解明した後の着地点はどこか?昨日、昨日、家族でお見舞いにきてくれた友達に、そんな話をしたら、

「それでも子は育っていくで」

という、一言は強烈だった。自分を乗り越えて親になった自尊心があるからこそ、そう言える。それに基づく子への信頼で、開き直れるのだ。そう感じた。
ボクは着地点が見えたような気がした。自分の中に立ちこめる濃い霧も、晴れてきている気がしている。
posted by ふぉっくしゅ at 19:06 | Comment(0) | TrackBack(0) |
2007年01月13日

読みかけの本:アダルト・チルドレンという物語

周囲の期待どおりに生きて行く

みんなが「人が怖い」「対立が怖い」「傷つけ合うのが怖い」と思っています。このことは若者の、「テンションの高さ」をみればわかるのではないでしょうか。よく「盛上がる」といいますが、そのような盛り上がりは“ノリの良さ”が前提です。ノレない若者は大変です。集団の雰囲気にノレないと孤立し、「クラい」とレッテルを貼られます。「クラい」というのは若者たちにあいだでマイナス評価の最たるものです。この評価を恐れ、若者たちはふざけ盛上がるのです。傷つくのが怖いために「NO」と言えず距離をとる。しかし、なんとか近づきたい気持ちもあって、みんなで騒いで盛上がることで親密さを確認するのです。

生の感情を出すと何もかも壊れそうでできず、そのかわりに"ノリのよさ”で、笑ったりふざけることで大騒ぎをするのです。要は笑ったり、冗談を言って盛上がる事で、親密でない事をごまかしているのです。それでいて、みんな仲がいいのかといえば、そうではありません。親密でないから、少数になってしまうと、とたんに大人しくなってしまうのです。

これは単なる中年世代のグチかといえばそうではありません。中年世代でも同様のことがおきています。「世間の常識から考えればこうではないか」とか、「世の中とはこういうものだ」というふうに、周囲、世間にその理由づけの根拠を持っていき、決して自分の感情、考えを出そうとはしません。


「クラい」とレッテルを貼られた者は、なんとか仲間にいれてもらうため、鬱病、対人恐怖症、統合不安症?とか、いろいろな病名のもと、自分を治療しようとする。治療すべきは「精神病」ではなく、「クラい」とレッテルを貼らずにはいられない、お友達ごっこではないか?

科学、倫理、宗教、そして精神医学の名の下、同性愛は異常性愛とされ、「治療の対象」とされていた。ほんの10年前まで。日本では5年前かな?
昔の同性愛差別の話ではない、今現在、同じことが継続されていないか?ほんとうに、「引きこもりの人」を治療するべきだろうか?

そして、恐ろしい事に、我々は無自覚にもその「治療」に参加している、巻き込まれている。
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posted by ふぉっくしゅ at 09:05 | Comment(6) | TrackBack(1) |
2007年01月11日

読みかけの本:ドメスティック・バイオレンス

「女に暴力をふるう男なんて最低、去勢してやれ!」
そうこき下ろすのはたやすいが、それでは何の解決にもならない(注1)。

一昔前の酔って妻を殴るようなアル中親父は絶滅しそうなぐらい減ってるが、言葉の暴力、モラルハラスメント、より陰湿化し、可視化されにくく多様化している。など、統計調査の結果とか。
イジメを苦にした自殺が目立ってやっと社会問題とされだしたが、DV(注3)も同じく、信じられないほど確実に増えている。プライバシーでより隠蔽されやすくなった。らしい。

ボクがDVに関心を持つのは「女性の権利、弱者救済」といった理由ではなく、「依存症=アディクション」という視点から見た時に浮かび上がる関係性の病理への関心です。
ボク自身がDVに無関係かっていうと、そうでもない。猫を殴った事があります。ナゼって、、、『溺愛してたから』ですよ。DV男をスケープゴードに自分の動物虐待を懺悔しようってわけでもありません。自分の中のDV男を直視したい。知らぬフリなどできないんです。自分に染み付いて発狂しそうな、抑圧してる、自分の中のDV男を。

暴力・権力依存は男ジェンダー(文化的・社会的な男らしさ)の病理。らしい。男ジェンダーとは、「女性に優しく」などと口走り、女への優位を妄信すること支配すること。
『男ジェンダーの中身って、それを男同士で「男」持ち上げあって酔い痴れること。それ以外に何もない?』と問われたら、ボクはグ、、、
褒め言葉のつもりか、ボクに「男らしくなったね!」などと口走るアホ男には、オネー言葉で「あら、あたし?」などと返すボクですが。。。
ボクも男ジェンダーの洗礼を浴びまくり、社会の要請する<男らしさ>が身に染み付いている。自分が男ジェンダーから解放された自由の身だとは思っていません。
したがって、ボクの中にもDV男になる素質、つまり暴力の欲望も、暴力依存の可能性も否定できません(実際に、猫に対して暴力をふるった事があるし)。

権力依存に追い込む女ジェンダーの病巣、ボクが大嫌いな女ジェンダーの「白雪姫コンプレックス(注2)」がDV男と共依存している気がしてならない。
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posted by ふぉっくしゅ at 21:04 | Comment(0) | TrackBack(0) |
2006年12月13日

レビュー:依存症



四章まで読んだ。これ、スゴイ..。

アルコール依存からアディクション(嗜好・共依存)を考える。
依存は心の弱い人がなる病気ではない、関係性の病理ってコト。
かなり具体的にわかりやすく説明して、自分の誤解に気づき、目から鱗。

アルコール依存の世代連鎖や母親の「愛情という支配」、、、個人の性格やアルコールの危険性ではなく、「関係性の病理」をするどく分析してる。

ボク個人的には、夫婦、親子の共依存など、心当たりある所多し。
自分がACっぽいとは思ってたけど、ACって何かよくわかったわ。毎日ビール一本しか飲まない父がアルコール依存だったってこともわかった。てか、アル中を完全に誤解してた、「依存」の意味をわかってなかったコトに気づかされました。

生きづらさを感じるが理由が分からない、家庭に大きな問題なんかなかったのに、って思う方にトクにおすすめ。

posted by ふぉっくしゅ at 20:55 | Comment(2) | TrackBack(0) |
2006年10月01日

レビュー:猫の飼い方

初めて猫と暮らした時に買った本。笑われた。
「そんな本あるの?子供の時から猫飼ってるから、飼い方なんか考えた事無かったわ」って。
あれこれまめ知識がたくさん。でも、とても重要な事が一つ書いてた。

『猫がなついてくれないなら、観察しましょう。しっかり、根気づよく、観察を続けて。
そうすれば、いつか、きっと猫があなたを観察するようになるでしょう。』

そのとおりだ。
観察続けるなんて、なまはんかな忍耐ではできないもの。
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posted by ふぉっくしゅ at 00:41 | Comment(0) | TrackBack(0) |

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